「気韻生動(きいんせいどう)」−平櫛田中から名和晃平まで−
209
post-template-default,single,single-post,postid-209,single-format-standard,bridge-core-1.0.6,ajax_fade,page_not_loaded,,vertical_menu_enabled, vertical_menu_transparency vertical_menu_transparency_on,transparent_content,qode-child-theme-ver-1.0.0,qode-theme-ver-18.2,qode-theme-bridge,qode_header_in_grid,wpb-js-composer js-comp-ver-6.0.5,vc_responsive

「気韻生動(きいんせいどう)」−平櫛田中から名和晃平まで−

「気韻生動(きいんせいどう)」−平櫛田中から名和晃平まで−

平櫛田中 新春

《新春(春)》1926(昭和元)年
19×22.5×24cm

「気韻生動(きいんせいどう)」とは、絵画などの芸術作品に、気高い風格や気品や、生き生きとした生命感や迫力、さらには情趣にあふれていることも意味し、明治の思想家・美術評論家の岡倉天心が作家や作品に対して、目指した境地でもあります。

この「気韻生動(きいんせいどう)」展では、宝物殿の素晴らしい空間を使用し、明治以降の日本近代美術から現代美術までの彫刻・立体の系譜を再評価。近代・現代彫刻に大きな影響を与えた明治期の彫刻家・平櫛田中(ひらくし・でんちゅう)から、世界で活躍する現代アーティスト・名和晃平(なわ・こうへい)までの、彫刻・立体の系譜を辿り、日本の今を、世界へ発信します。

平櫛田中と明治神宮にはいくつかの縁がありました。近代日本を代表する彫刻家ですが、30才の時の作品《唱歌君が代》は明治天皇の買い上げを受けたというご縁がありました。また、国の重要文化財に指定されている明治神宮宝物殿は、1921(大正10)年に竣工、奈良の正倉院を模した校倉風大床造りで、その建築は大江新太郎(おおえ・しんたろう)です。そして、その息子、孫にあたる大江宏(おおえ・ひろし)、大江新(おおえ・しん)が、東京都小平市にある小平市立平櫛田中彫刻美術館とそのアトリエをそれぞれ建築しているということも、平櫛田中と明治神宮との遠からぬ縁を感じさせます。

平櫛田中は東京藝術大学で教鞭をとったのち、その作品の多くは東京藝術大学美術館に寄贈されました。また、故郷の岡山県井原市立田中美術館が開館すると、日本を代表する彫刻賞である平櫛田中賞が創設されました。近年、近代・現代美術の世界では絵画ブームと呼ばれる傾向があり、美術館等でも立体だけに光を当てた展覧会は少なくなっています。宝物殿の中にある国の重要文化財の指定を受けている展示ケースの中に、平櫛田中賞受賞作家や平櫛田中の精神を受け継ぐ新しい表現の立体作品を展示し、素材と表現に関して、各アーティストが挑戦した美を一同に集める企画です。小平市立平櫛田中彫刻美術館、井原市立田中美術館、東京藝術大学大学美術館とも連携を取って開催いたします。

[Information]

日時:2020年7月15日(水)〜 9月30日(水)開催延期
会場:宝物殿

神宮の杜芸術祝祭マップ(気韻生動)