17 7月 本田健
山あるき‐四月(月夜)
作品解説
本田武は1990年代より「山あるき」と題するシリーズを発表しています。岩手県遠野市に住みながら、時には10時間以上もの山歩きをすることもあるそうです。山の風景を撮影し、チャコールペンシルで風景を写しとるように描いていきます。その行為は記憶の描写であり、ホンダにとって自己の存在証明でもあるのです。
本田健は1990年代より「山あるき」と題するシリーズを発表しています。岩手県遠野市に住みながら、時には10時間以上もの山あるきをすることもあるそうです。山の風景を撮影し、チャコールペンシルで風景を写しとるように描いていきます。その行為は記憶の描写であり、本田にとって自己の存在証明でもあるのです。
本田健
Takeshi HONDA
1958年山口県生まれ。1987年岩手県遠野市に転居。1999年文化庁派遣芸術家在外研修(ニーヨーク)。1990年代より「山あるき」と題するチャコールペンシルで描いた一連の作品を発表している。デュ・ドネギャラリー(ニューヨーク、2000)、ワインステインギャラリー(ミネアポリス、2000)での個展のほか、「ギャラリー203」(ミネアポリス美術館、2000)、「INTERNATIONAL PAPER」展(UCLAハマー美術館、2003)、「現代日本画の精華展」(熊本市現代美術館、2003)、「原初の肖像」(国際芸術センター青森、2009)など国内外でグループ展に多数参加している。