18 7月 森山 亜希
創られた杜
作品解説
神宮の杜をジオラマで創り、そのイメージが青色を基調とした油彩とアクリル絵具で描かれています。その制作過程は、人工林である神宮の杜を、森山亜希ならではの創造原理で表現し直したとも言えるでしょう。大都会の中で様々な命が息づく大きな杜、そこに馳せられた人びとの願いや祈りを想像させる、奥行きと不思議な魅力を持った作品となっています。
神宮の杜をジオラマで創り、そのイメージが青色を基調とした油彩とアクリル絵具で描かれています。その制作過程は、人工林である神宮の杜を、森山亜希ならではの創造原理で表現し直したとも言えるでしょう。大都会の中で様々な命が息づく大きな杜、そこに馳せられた人びとの願いや祈りを想像させる、奥行きと不思議な魅力を持った作品となっています。
森山 亜希
Aki MORIYAMA
1991年生まれ。埼玉県出身。東京藝術大学大学院修士課程修了。リカちゃんやバービー人形等の象徴的な女児向け玩具としての人形をモチーフにジェンダーや家族観等の問題を取り入れた「人間劇」をテーマに絵画を描いている。主な展示は、un petit GARAGEでの個展「DOLLs」(2017)や「ICON」(2018)、「KUMA EXHIBITION 2018」(スパイラル)など。第3回CAF賞・山口裕美賞(2016)、シェル美術賞2016など、受賞多数。