18 7月 山本基
たゆたう庭
作品解説
泡のような小さなセルの一つひとつを亡くなった大切な人との些細な日常や思い出と見立て、渦巻状につなぎ合わせた作品です。彼の塩を使った巨大な空間を埋め尽くす作品は、故人に想いを馳せる行為の痕跡、さらに塩を使ったお清めのような気持ちでもあります。渦巻模様は、古来、強い生命力や再生、永遠などを意味するシンボルとして広く用いられてきたものです。塩のインスタレーションは世界のアートファンを魅了しています。彼が丁寧に塩で描く、人間の命の儚さと力強さは、新しい時代を迎えた私たちにとって、考えるチャンスを与えてくれています。
泡のような小さなセルの一つひとつを亡くなった大切な人との些細な日常や思い出と見立て、渦巻状につなぎ合わせた作品です。彼の塩を使った巨大な空間を埋め尽くす作品は、故人に想いを馳せる行為の痕跡、さらに塩を使ったお清めのような気持ちでもあります。渦巻模様は、古来、強い生命力や再生、永遠などを意味するシンボルとして広く用いられてきたものです。塩のインスタレーションは世界のアートファンを魅了しています。彼が丁寧に塩で描く、人間の命の儚さと力強さは、新しい時代を迎えた私たちにとって、考えるチャンスを与えてくれています。
山本基
Motoi YAMAMOTO
1966年広島県尾道市生まれ。1995年金沢美術工芸大学卒業。若くしてこの世を去った妻や妹との思い出を忘れないために長年「塩」を用いたインスタレーションを制作。展示後は鑑賞者と共に作品を壊し、塩を海に還すプロジェクトも実施している。主な展覧会に「ファースト・ステップス」(MoMA P.S.1)、「21世紀の出会い―共鳴、ここ・から」( 金沢21世紀美術館)、「MOTアニュアル2010:装飾」( 東京都現代美術館)、個展「しろきもりへ/箱根彫刻の森美術館」、2012〜14年米国巡回個展、「物の哀れ」(エルミタージュ美術館)、瀬戸内国際芸術祭等がある。金沢市在住。