18 7月 小沢さかえ
迷い茸
作品解説
小さな杜の動物やそこに流れる悠久の時間、そして自然の美しさと厳しさ。それらを独特の色づかいで絵画作品に結晶化する小沢さかえ。オーストリアのウィーン留学後に、その作風は力強さを増していきました。近年、文学者との共同作品が増えており、なしき、かほ、保坂、和志、藤野、恵美らの物語を、小澤の絵が、ゆたかなものにしています。今回も100年前に人の手でつくられた神宮の杜に想いを寄せ、扇面型の画面に多くの物語を内包させながら杜の姿を描いています。
小さな杜の動物やそこに流れる悠久の時間、そして自然の美しさと厳しさ。それらを独特の色づかいで絵画作品に結晶化する小沢さかえ。オーストリアのウィーン留学後に、その作風は力強さを増していきました。近年、文学者との共同作品が増えており、梨木香歩、保坂和志、藤野恵美らの物語を小沢の絵が豊かなものにしています。今回も100年前に人の手でつくられた神宮の杜に想いを寄せ、扇面型の画面に多くの物語を内包させながら杜の姿を描いています。
小沢さかえ
Sakae Ozawa
1980年滋賀県生まれ。京都造形芸術大学洋画コースを卒業後の2003年に渡欧。1年間のドイツ滞在を経て、2004年ウィーン美術アカデミーに入学。卒業後、2008年に帰国してからは主に京都で制作を続ける。言葉や物語を内包する色彩豊かな絵画制作を中心に、絵本や挿絵も手掛ける。「絵画の庭―ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館、2010)に出品のほか、国内外で個展・グループ展多数。第33回京都府文化賞奨励賞(2014)、第2回絹谷幸二賞奨励賞(2010)受賞など。作品は国立国際美術館他に収蔵されている。