18 7月 畑山太志
森の意識
作品解説
風景の中にある不可視な存在への興味から、白色の筆触を緻密に画面に配置した作品で注目を集めた畑山たいし。その後、畑山は、飛び交う光を思わせる色彩豊かなシリーズを展開してきました。本作では、杜の中に足を踏み入れた瞬間や、樹齢何十年の樹木を目の前にしたときに身体が感じる空気感や存在感を、繊細なテクスチャを用いて描いています。自然の持つ力や神々しさを作者の感性を通して表現した作品です。
風景の中にある不可視な存在への興味から、白色の筆触を緻密に画面に配置した作品で注目を集めた畑山太志。その後、畑山は、飛び交う光を思わせる色彩豊かなシリーズを展開してきました。本作では、杜の中に足を踏み入れた瞬間や、樹齢何十年の樹木を目の前にしたときに身体が感じる空気感や存在感を、繊細なテクスチャを用いて描いています。自然の持つ力や神々しさを作者の感性を通して表現した作品です。
畑山太志
Taishi HATAYAMA
1992年神奈川県生まれ。2017年多摩美術大学大学院美術研究科博士前期(修士)課程絵画専攻油画研究領域修了。風景のなかにある不可視の存在への興味から白色の筆触で緻密に描いた作品で注目を集め、飛び交う光を思わせる色彩豊かなシリーズに展開している。近年の主な展示は、「Practice_01: 線を引く」(EUKARYOTE、2019)、「paranature」(EUKARYOTE、2018)、「網膜と記憶のミトロジー」(セゾン現代美術館、2018)、個展「時はぐれ」(SEZON ART GALLERY、2017)。主な受賞に、福沢一郎賞(2015)、TURNER AWARD 2014優秀賞(2015)、第1回CAF賞優秀賞・名和晃平賞(2014)などがある。