森村 泰昌
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森村 泰昌

森村泰昌

森村 泰昌

野にありて飛べ (出没)

作品解説

平安時代末期の「しんぎさん縁起絵巻」の「延ぎ加持」の話に登場する護法童子に森村泰昌が扮している作品です。醍醐天皇の病を治すために、剣の衣に身を包んだ護法童子が転輪じょう王の金輪を転がして、駆け付ける様が表現されています。コヴィット19に苦しむ私たちの世界に護法童子が来てくれたと考えると、この作品の楽しみ方が広がることでしょう。

平安時代末期の「信貴山縁起絵巻」の「延喜加持」の話に登場する護法童子に森村泰昌が扮している作品です。醍醐天皇の病を治すために、剣の衣に身を包んだ護法童子が転輪聖王の金輪を転がして、駆け付ける様が表現されています。COVID-19に苦しむ私たちの世界に護法童子が来てくれたと考えると、この作品の楽しみ方が広がることでしょう。

森村 泰昌
Yasumasa MORIMURA

1951年大阪府生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒業。1985年にゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真《肖像(ゴッホ)》を発表。以後、美術作品や歴史上の人物に扮したセルフポートレイトで独自の作品を展開。第43回ヴェネチア・ビエンナーレ・アペルト(1988)に選出され海外でも注目を集める。主な国内での個展は「美に至る病/女優になった私」(横浜美術館、1996)、「空想美術館/絵画になった私」(東京都現代美術館他、1998)、「なにものかへのレクイエム/戦場の頂上の芸術」(東京都写真美術館他、2010)、「YASUMASA MORIMURA: EGO OBSCURA」(ジャパン・ソサイエティ、2018)、「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020ーさまよえるニッポンの私」(原美術館、2020)など。